■久保建英と鈴木唯人の同時起用は
以上の2つのメンバーを考えたうえで、オーストラリア戦を考察したい。先述したようにオーストラリア戦は集まってまだ日が浅い初戦ということを考えれば、チームの戦術を理解したメンバーにそれ以外のメンバーを組み込むはず。そしてインドネシア戦でも、チームの核部分には森保ジャパンの主軸を置くだろう。
まず1トップは町野修斗。2シャドウには久保建英と鈴木唯人のパリ五輪世代で召集できなかった2人か。左ウイングバックは中村敬斗で、右ウイングバックには関根大輝をまずは考えたい。ボランチは遠藤航と佐野海舟か。
3バックは町田浩樹、高井幸大、瀬古歩夢をまずは考えたが、それぞれのポジションは分からない。中央に高井を置くか、あるいは瀬古を置くかである。また、渡辺剛も今後、組み込みたい存在で、どのように起用していくかは注目される。
2連戦でA代表初出場の選手も多く出ることが予想され、また、これまで召集されていた選手でも今までとは違ったポジションや役割を期待される可能性もある。この2連戦は、26年の本大会に向けて大きな価値を示すこととなるはずだ。