■板倉の「パスミス」に見えたのは…
一方の板倉は、地元ドイツ紙『Bild』によると、最終節での評価(1~6段階評価で最低の評価点6)は芳しいものではなかったが、その採点は間違っていると断言するのは、前出の渡辺氏だ。
「板倉のパスミスに見えたのは、味方が動けていなかったり、板倉の意図を理解していなかっただけ。板倉は“もっと動け”と周囲の選手に身振り手振りを交えて指示を送っていましたが、正直、他の選手たちは疲れ切っているように見えました。
板倉は、もっとレべルの高い選手たちが所属するチームに移籍すれば、両足での安定したキック、無駄のないトラップからの正確なパスフィードなどを武器に、さらに活躍できると思いますよ。そこでプロ選手としての総合力を上げていけば、現在、世界最高峰のリーグと言われるブレミアリーグでも、守備の要としても通用するのではないでしょうか」
オフシーズン、そして夏の移籍市場に突入する(6月14日から8月30日まで)直前には、サッカー日本代表の試合も待っている。オーストラリア、大阪での活躍にも期待したい。