
J1の横浜F・マリノスが、新商品を発表した。長年クラブを支えてきたユニフォームサプライヤー「アディダス」社のロゴの見事な活用に、ファンから称賛の声が上がっている。
Jリーグのクラブには、ほぼクラブの象徴と言っていいような、付き合いの深いユニフォームサプライヤーがある。長年のサプライヤー契約が終了した際には、選手やスタッフ、クラブ関係者のみならず、ファンの間にも寂しい気持ちが広がる。一方で、新しいサプライヤーを迎える際には、新時代の幕開けのような高揚感も伴う。
横浜FMのユニフォームといえば、やはりアディダスの名が浮かぶ。1993年のJリーグ開幕当初は、リーグ戦では全クラブがミズノ製のユニフォームを使用していたが、その後はアディダス製のユニフォームを採用してきた。一時期ナイキ社製に変更したこともあったが、2012年から再び関係を再構築していた。
その関係の深さを感じさせるアイテムが完成した。横浜FMは5月14日から新グッズの販売を開始。マスコットをあしらったベースボールシャツやペンライトなどがラインアップされたのだが、中でも目を引いたのが「M ICE グラフィックTシャツ」だった。
その名のとおり、黒地のTシャツにアイスキャンディーが描かれているのだが、そのデザインが斬新だ。長さの違う3つのアイスが並んでいるのだが、その図柄はアディダスのさまざまなアイテムでおなじみのパフォーマンスロゴ。さらに、3本のアイスはそれぞれ赤、白、青に染め抜かれており、横浜FMを象徴するトリコロールになっているのだ。