■国立デビュー戦で「国立初ゴール」
サッカージャーナリスト大住良之氏によれば、「足の可動域を限界まで広げる」ためにやっているとのことだが、同点弾をアシストした鈴木優磨の自家製ブルマのようなパンツは、いつもながら正直、気になった。
後半も一進一退の攻防が続いた。ゴールキーパーの早川友基からの檄に、攻めの姿勢を一層、強める鹿島イレブン。鈴木優磨は後半も絶好調で、随所で「違い」を見せつけた。
試合が動いたのは65分。62分に足の痙攣で途中退場したレオ・セアラに代わり、田川亨介がピッチに入る。その直後、右サイドライン際のセンターライン付近でボールを受けた鈴木優磨が、抜け出した田川亨介にスルーパス。田川亨介が確実に決め、国立デビュー戦で「国立初ゴール」をものにした。
鹿島はこれで5連勝。名将の下、リーグ制覇への階段をまたひとつ上った「復活の名門」。一方、日本代表の至宝、高井幸大は試合後、勝利を逃した試合を振り返っているのか、悔しそうに空を見上げた。
■試合結果
鹿島アントラーズ 2-1 川崎フロンターレ
■得点
7分 佐々木旭(川崎)
45+1分 舩橋佑(鹿島)
65分 田川亨介(鹿島)



