
ドイツ1部ホルシュタイン・キールのFW町野修斗の劇的な決勝ゴールでのブンデスリーガ2ケタ得点到達にファンが沸いている。
現地4月26日に行われたブンデスリーガ第31節のボルシアMG戦に2トップの一角としてスタメン出場した町野は、前半15分に左CKから頭で合わせて先制点を記録する。その後、点の取り合いで3−3となって迎えた後半アディショナルタイム、再びCKから今度はゴール前での浮き球のルーズボールに反応し、体を捻って反転しながらの難易度の高い左足ハーフボレーでニアサイドを抜いてゴールネットを揺らした。
この2得点で、町野はブンデスリーガ1部昇格1年目ながら10得点に到達。ブンデスリーガでは高原直泰、香川真司、岡崎慎司に続く日本人史上4人目、5大リーグでは中田英寿、中村敬斗を加えて史上6人目のシーズン2ケタ得点到達となった。
何より、チームを最下位脱出(17位)に導き、入れ替えプレーオフに回る16位まで勝点3差とする決勝ゴールの価値は非常に高く、ゴールを決めた町野も両手ガッツポーズを繰り返しながらピッチを駆け回って大興奮。キールサポーターが埋めた本拠地スタンドは大熱狂に包まれ「マチノ!マチノ!」のコールに包まれることになった。