
VARでのオフサイド判定によるゴール取り消しにサポーターから不満や異議を唱える声が噴出した。
4月25日に国立競技場で開催されたJ1リーグ第12節、FC東京対ガンバ大阪の一戦でのことだ。一進一退の展開が続いた中で迎えた前半22分だった。
G大阪が細かいパスを繋ぎながら相手陣内に攻め込んだ流れの中、ボランチの鈴木徳真がセンターサークル内から前線へロングパスを送ると、右サイドバックの半田陸がラインブレイク。押し上げたFC東京のDFラインの裏に抜け出して胸トラップでボールをコントロールすると、ボックス内で左後方へパス。FWイッサム・ジェバリが右足ループシュートでゴールネットを揺らした。
G大阪の選手たちはゴールを確信し、FC東京の選手たちも諦めた表情を見せていたが、ここでVAR担当から「オフサイドの可能性」として確認が入り、飯田淳平主審がオン・フィールド・レビュー。その結果、最後のジェバリのシュートに半田が関与したするオフサイド判定によってゴール取り消しとなった。
この判定に、ジェバリは驚きの表情で頭を抱えると半田も納得の行かない様子。G大阪のダニエル・ポヤトス監督も猛抗議したが、判定は覆ることはなかった。