
■決まっていれば「違う展開」に!
川崎フロンターレの長谷部茂利監督は、風の強さを挙げた。
私の目の前のコーナーフラッグは音を立てて激しくはためいていたが、それがピーンと張った瞬間を撮るのも容易だった。それくらい風が強かった。確かに前半、風下の川崎はうまく攻められなかった。風のせいだけにはしたくはないが、ボールを奪われるシーンもあった。
最初のマルシーニョから山田新という流れが決まっていれば、もう少し違う展開になっていたのかもしれない。シュート数は川崎7、東京ヴェルディ3だったが、全体を見れば、試合はほぼ互角だった。
どちらにも勝つチャンスはあったが、どちらも勝つことはできなかった。