「すんごい崩してる!」「いやー綺麗!」J1柏のGKからパス10本で崩し切った“完璧なビルドアップ”でのゴールに反響!「リカルドサッカーのお手本」「浸透度が異常」の声の画像
柏レイソルのサポーター 撮影:中地拓也

 4月16日、Jリーグ杯1stラウンド2回戦が各地で行われ、J1柏レイソルは3-2でJ3福島ユナイテッドFCに競り勝った。その1点目、“完璧なビルドアップ”からの美しい先制ゴールが話題を集めた。

 敵地とうほう・みんなのスタジアムに乗り込んでの一戦。リーグ戦の合間での試合に、今季から柏を率いるリカルド・ロドリゲス監督は、ターンオーバー制を敷いて控えメンバー中心のスタメンでキックオフを迎えた。その開始5分だった。

 最後尾のGK小島亨介からのビルドアップ。CB犬飼智也からの縦パスを受けたボランチの白井永地が右サイドに展開すると、右CB成瀬竣平、右ウイングバックの中島舜、シャドーの島村拓弥の3人がトライアングルを形成した中でリズミカルなパス交換で相手を翻弄。プレスを華麗に回避しながらサイドを突破した。

 そしてバイタルエリアに侵入した中島が、中央へ丁寧なグラウンダーのクロスを入れる。そのボールが仲間隼斗細谷真大を通り越すと、逆サイドで完全にフリートなった左ウイングバックのジエゴが、左足ダイレクトシュートでゴールネットを揺らした。

 小島からジエゴまで、計10本のパスを通してのゴールゲット。リカルド・ロドリゲス監督の攻撃的なパスサッカーの真髄と言える美しいゴールだった。

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