
現地4月13日、イングランドのFA女子カップの準決勝が行われ、マンチェスター・ユナイテッドWFCが2−0でマンチェスター・シティWFCを下して決勝進出を果たした。その中で、なでしこジャパンMF長谷川唯の直接フリーキックの場面が大きな話題を集めた。
“マンチェスターダービー”となった準決勝は、ともに4−1−4―1のシステムを敷いてのミラーゲームとなり、両チームのアンカーを宮澤ひなた、長谷川唯の日本人が務めた。試合はマンU女子のペースで進み、前半6分、22分と得点を奪って早くも2点のリードを奪った。
反撃したいマンC女子がビッグチャンスを掴んだのが、後半12だった。ゴール真正面からの直接フリーキックのチャンスに、長谷川がボールをセットする。そして力強い踏み込みから右足を振り抜き、高精度のシュートでゴール左上を狙った。
鋭いシュートはゴール枠内に入っていたが、マンU女子のアメリカ女子代表のGKファロン・タリス=ジョイスが横っ飛びでボールに触り、クロスバーを直撃する。さらにその跳ね返りをマンC女子のMFリリー・マーフィーがヘディングで詰めたが、すぐに起き上がったタリス=ジョイスが至近距離からのシュートを左足でクリア。“神セーブ2連発”に防がれることになった。