■日本代表の現役レジェンドが「原因」? 

 後半は、1点ビハインドの柏の猛攻が続く。東京は守備に奔走しつつも、隙あらば、カウンターで追加点を狙う展開。
 東京の勝利が見えてきた78分、松橋力蔵監督は攻撃のキーマン佐藤に代えて、長友佑都をピッチに送り込んだ。
 サッカー日本代表の現役レジェンドに、試合の締めくくり、そして勝利を託した形だ。
 柏の猛攻に対し、東京はカウンター攻撃を織り交ぜることで押し戻し、1-0をキープ。アディショナルタイムに突入し、東京の勝利まで、あと5分の表示に。
 だが、90+4分、柏が右サイドからグラウンダーのボールを入れると、そのボールを長い手足を生かした木下康介が低い体勢からスライディングシュート。ゴールに押し込んだ。
 試合は1-1で終了。東京は2月26日の名古屋戦を最後に、リーグ戦で7試合未勝利に。
 一部からは、柏ゴール時のパス起点への対応が遅れた長友に対し、ベテランならではのチームを鼓舞する力を認めつつも、その走力の衰えを指摘する声も上がった。
 次節、17位のFC東京は、同じく浮上を狙う12位セレッソ大阪とアウェイの地で戦う。

■試合結果

FC東京 1-1 柏レイソル

■得点

35分 仲川輝人(東京)
90+4分 木下康介(柏)

 

PHOTO GALLERY ■【画像】「78分投入」サッカー日本代表の現役レジェンドも大奮闘【FC東京vs柏レイソル】の激闘
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