
日本時間の4月23日、ACLEファイナルズを戦う川崎フロンターレの食をサポートすべく帯同している平田太圭龍シェフが取材に応じた。
多忙な合間を縫っての取材対応だ。というのも、この決戦のために平田シェフは選手よりも早く現地入り。選手やスタッフらがチームホテルに入る前から準備を重ね、早朝4時15分にジェッダ空港に到着した選手に朝食を用意することがまず最初の大きな仕事だった。
中東で食材などに制限がある中で生きたのがサッカー日本代表に帯同した経験だ。今回、川崎フロンターレが滞在しているホテルは過去に2度、日本代表として利用したことがあるため、「また行くからよろしくね」と事前にホテルに電話。「帰ってきてくれるんだ、良かった」と歓迎を受けたうえで、現地シェフと細かなやり取りをしたという。
また、ホテルには日本食店があることも分かっており、そこでうどんや味噌、醤油が手に入ることも分かっていた。さらにチャーター便も活用して、うなぎや銀鱈、サバにホッケといった魚を持ってきたという。
「まだ選手には言っていないんですけど、ウナギは試合前日に出して喜んでもらおうかなと思っています」
平田太圭龍シェフはとびきりの笑顔を見せた。