【2025年J2「第7節」ジュビロ磐田VSジェフユナイテッド千葉「徹底分析」】後半失点パターンの磐田に見られた“意思” アシスト量産のベルギー人MFが見せる献身【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
磐田の好守を支えるMFジョルディ・クルークス  撮影/中地拓也
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■磐田の勝利につながった「守備の強度」

【J2リーグ第7節 3月30日 15時03分キックオフ 磐田 1ー0 仙台 ヤマハスタジアム(磐田)】

 戦国J2と言われるとおりの混戦模様である。J2リーグは3月30日に第7節が開催され、開幕から6戦全勝だったジェフユナイテッド千葉が敗れた。J1から降格してきたジュビロ磐田が、ホームで千葉を1対0で退けたのである。

 前半6分に先制した磐田は、自陣からパスをつないでいくスタイルで、千葉のプレスをかわしていった。試合は1対0のまま推移していき、60分過ぎからは両チームのベンチが交代カードをどんどんと切っていく。千葉の小林慶行監督は、79分までに5枚の交代枠を使い切った。

 千葉はここまでの6試合で、すべて複数得点を記録している。総得点17のうち10点は後半に決めている。それに対して磐田は、過去6試合でクリーンシートは2節のサガン鳥栖戦の1試合にとどまる。総失点9のうち8点までは、61分以降だ。前節のベガルタ仙台戦では、2対0から2対2に追いつかれている。無失点のまま終了のホイッスルを聞くことができるかどうかは、今後の戦いを見据える意味でも重要なポイントとなる。

 無失点でしのぐとの意思を感じさせる、いくつかの象徴的なプレーがあった。ひとつ目は90+1分だ。ジョルディ・クルークスが相手GKにチェイスし、キックを規制してマイボールのスローインとした。ここまで4アシストを記録しているベルギー人MFクルークスは、前半から献身的なディフェンスで最終ラインを助けていた。

 90+2分には途中出場のMF為田大貴が、敵陣でパスカットをしてビルドアップを阻んだ。前半から守備の強度を示し、交代選手の起用で強度を維持したことで、磐田は1対0のまま終了のホイッスルを聞くことができたのである。

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