現地３月２９日、イングランドのＦＡカップ準々決勝が行われ、クリスタル・パレスが３−０でフラムを下して４強入り。サッカー日本代表ＭＦ鎌田大地の絶妙アシストに称賛が集まった。
イタリア・ラツィオからの加入でプレミア初上陸となった鎌田は今季、開幕当初はレギュラーとして起用されるも、チームの成績不振の中で自身のパフォーマンスも上向かず、１１月下旬からは控え降格となった。だが、その中で３月２０日、森保ジャパンの一員として臨んだ北中米ワールドカップ・アジア最終予選のバーレーン戦で、交代出場から３分後に決勝ゴールを叩き込み、日本代表の８大会連続の本大会出場に貢献した。
その代表ウィーク明けに行われた一戦。鎌田はベンチスタートとなったが、２−０の後半２５分からの交代出場でピッチに立つと、その４分後だった。中盤左サイド、相手の縦パスに対してプレスバックしてボールを奪うと、そのまま前を向いて“時間”を作ると、ＤＦラインの裏へ動き出したＦＷエドワード・ヌケティアーへ絶妙のスルーパスを送り込んだ。
この試合、鎌田と同じタイミングでの途中出場となった２５歳のイングランド人ＦＷは、完全にフリーで抜け出すと、ボックス左の角度のないところからＧＫの逆を突く形でゴールに流し込み、ダメ押しの３点目をゲット。鎌田にアシストが付くことになった。
