【川崎FW小林悠が復帰目前で語った「現役一番の夢」とは(1)】大黒将志コーチとのシュート練習で得る新たなシュートテクニック。「得点パターンを増やしていければ」と滑らかな動きを披露の画像
完全合流した川崎フロンターレの小林悠 撮影:中地拓也

「試合やとそういうボールしか来おへんで」

 麻生グラウンドに関西弁の言葉が響いたのは、3月30日に行われた川崎フロンターレの全体練習後のことだ。

 29日に行われたJ1第7節FC東京戦で3-0の勝利を収めたチームは午前11時から練習を開始。多摩川クラシコに先発出場しなかった選手たちは、ゲーム形式の練習も含めた全体でのトレーニングに加えて居残りトレーニングも実施した。そのシュート練習の陣頭指揮を執っていたのが、大黒将志コーチだ。
 小林悠は、神田奏真や大関友翔ら若手選手、さらに橘田健人らも足を振り抜く中でキレのある動きを見せていた。大黒コーチは「わざと悪いボールを出してるんやで」と言いながら、不規則な浮き球や球速のあるパスを出していく。「ボールが悪いんやから、(ダイレクトだけではなくて)止めることも考えな」などと言いながら、シュート感覚を掴ませていった。
 そのシュート練習を終えてクラブハウスへと戻ってきた小林悠は、「キーパー見ないで(打って)っていうのも新鮮で、僕はけっこうキーパーと駆け引きして打つタイプだったんで、そういう場面も確かにあっていいなと思いますし、そういうのを採り入れながら、得点パターンを増やしていければいいなと思います」と手応えを言葉にする。J1で392ゴールを記録していながら、新たなものを吸収しようという貪欲さは健在だった。

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