■「近そうで遠かった」ゴール
約73パーセントという圧倒的なボール支配率を誇りながらも、サウジアラビアは最後のところで攻略しきれない相手だったということになる。
伊藤純也と堂安律が入った直後は膠着した流れを変えられるかとも思ったが、ゴールは近そうで遠かった。
グループの2位争いは熾烈なため、そのチームの状況によって、日本は思うように戦えないことも起きる。相手が引き分けでいいと思っている試合には、早い時間でのゴールを奪えないと、こんなことも起きる。
先発した20歳の高井幸大は、90分を落ち着いてプレーした。今後を考えると、これは日本サッカー界にとって、よかったといえるだろう。