「マジで鳥肌」「グラウンダーで通すのえぐい」15歳中学3年生の低弾道ロングスルーパスにファン驚愕!「視野の広さどうなっとんねん!?」「もう俺は心を奪われた」の声の画像
FC東京のサポーター 撮影:中地拓也

 15歳の中学3年生が繰り出したピッチを切り裂く美しいロングスルーパスに驚きの声が集まった。

 3月20日に行われたルヴァンカップ1回戦、J1のFC東京は敵地でJ3奈良クラブと対戦し、1-0の勝利を収めた。その試合の後半20分から投入されたのが、今春から高校1年生となり、FC東京U-18に昇格するMF北原槙だった。

 現在トップチームに2種登録されている北原は、中学卒業前の今年2月26日のJ1リーグ第3節・名古屋グランパス戦で初のベンチ入りを果たすと、続く3月1日の第4節の鹿島アントラーズ戦の後半38分から途中出場し、15歳7カ月22日でJリーグデビューを飾り、森本貴幸氏のJ1最年少出場記録(15歳10か月6日)を更新した。そしてこの日のルヴァンカップでも15歳8カ月13日で初出場し、森本氏の大会最年少出場記録(15歳10か月20日)を塗り替えた。

 ファンを驚かせたのは、その“記録”だけはなかった。出場から間もない後半26分、ボランチの位置に入った北原は、自陣左サイドの低い位置でボールを受けて前を向くと、右足インステップでボールを叩き、逆サイドの野澤零温の前方のスペースに長距離のスルーパスを送り込んだのだ。

 北原が前を向いた瞬間、スタンド上部や中継映像を見ていたファンは逆サイドで野澤が手を挙げてアピールしている姿に気が付いた。だが、その多くが“山なりのサイドチェンジ”を想像したはず。その予想を北原は上回り、低弾道での見事なパスを通して見せた。

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