【2026年北中米W杯へ再始動。サウジ戦で試すべき選手とは?(1)】「代表は与えられるものではなく、自分たちでつかみに行くもの」と森保監督は強調。サウジ戦のメンバー変更は限定的か?の画像
サッカー日本代表の森保一監督はどのような選択を採るのか 撮影:中地拓也

 3月20日のバーレーン戦(埼玉)を鎌田大地(クリスタルパレス)と久保建英(レアル・ソシエダ)のゴールで勝ち切り、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選突破を決めた日本代表。3試合残しての出場権獲得は世界最速・日本サッカー史上最速だ。

 予選のなかった2002年日韓W杯を除く過去6大会を振り返ると、予選突破から本番までの準備期間は半年~1年で、1年3カ月もの時間が与えられるのは初めてだ。
 今後の代表戦を見ても、まず25日のサウジアラビア戦(埼玉)を筆頭に、6月のオーストラリア(パース)・インドネシア(吹田)2連戦が公式戦。7月には国内組で挑むE-1選手権(韓国)が3試合ある。その後は、9月のアメリカ遠征2連戦、10~11月の国内4試合が予定されていて、年内だけで合計12試合もある。そして2026年3月の代表ウイークはおそらく欧州遠征になるのではないか。その合計14試合でメンバー絞り込みを行って、大会直前テストマッチを2~3試合を実施。満を持して世界一に挑んでいく格好になるのだ。これだけチャレンジの場があると、森保監督は逆に難しい部分もあるだろう。

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