
現地3月12日、チャンピオンシップ(イングランド2部)第37節が行われ、リーズ・ユナイテッドが2-0でミルウォールに勝利した。そのダメ弾となったサッカー日本代表MF田中碧の強烈なミドル弾に反響が寄せられた。
背番号22が、本拠地エランド・ロードをまたも大熱狂に包み込んだ。開始3分にオウンゴールで先制した後、こう着状態が続いて迎えた後半40分だった。中盤から左サイドへ展開された中、ジュニオール・フィルポがボックス内に侵入し、切り返してから中央へマイナスのパスを送った。
そこに後方から走り込んできたのが、ボランチとしてスタメン出場していた田中だった。逆を突かれた相手DFが必死にボールに寄せるも、その一歩手前で田中が右足インサイドで丁寧かつ思い切り良くボールを叩き、鋭い弾道のシュートで豪快にゴールネットを揺らした。
田中にとってこれが3試合ぶりの今季4ゴール目。昨年12月の第19節から17戦無敗(12勝5分け)の快進撃を見せながら前節ポーツマスでの0-1敗戦し、自身のパフォーマンスにも厳しい声も寄せられた田中だったが、その評価をすぐに覆すとともに、本拠地サポーターに歓喜を届けるダメ押し弾となった。