
3月8日にJ1リーグ第5節が行われ、セレッソ大阪のFW北野颯太が奪った鮮やかなゴールが話題を集めた。
開幕4試合を終えて勝点4(1勝2分け1敗)のC大阪が、本拠地ヨドコウ桜スタジアムに勝点1(1分け3敗)の名古屋グランパスを迎えた一戦。両チーム無得点のまま迎えた前半アディショナルタイムだった。
最終ラインの畠中槙之輔から中盤のスペースに縦パスを入ると、ボランチの喜田陽が走りながら前を向き、そのままダイレクトで最終ライン上で走り始めた中島元彦の前方へ絶妙のスルーパスを送る。そしてスピードに乗ったままボックス内のポケット部分に侵入した中島は、ゴールを見据えながらも中央へマイナスの折り返しパス。そこに後方からフリーで走り込んだ北野が、強烈な右足シュートを放ってゴールネットを揺らした。
最終ラインから“縦、縦、横”のリズムでダイレクトパスを繋いだ鮮やかな崩しから最後は売り出し中の北野が鮮やかに決めたゴール。24歳の喜田から25歳の中島、そして最後は20歳の北野。いずれもC大阪のアカデミー育ちの選手たちで奪ったゴールでもあった。