■さらに3選手も撮影済み

 そして、極めつけは特製ビジュアルの製作である。横浜F・マリノス戦の告知に向けて、選手も一肌脱いだ、いや、衣装を着てみせた。なんと、選手6人がロボコたちになりきって、劇場版『僕とロボコ』のメインビジュアルを忠実に再現したのだ。
 中央にいるのは山田新で、チームのエースストライカーがセンターを任された。また、サッカー日本代表に選出されている高井幸大、チームキャプテン脇坂泰斗のほか、山本悠樹、三浦颯太、大関友翔が大役を預かった。
 メイドロボの衣装だけでなくポージングもしっかりと寄せていっているが、実はこれ、シーズン前にDAZNや選手入場などで使用されるユニフォーム写真・映像などと同時に撮影されたもの。新ユニフォーム姿でビシっと決めたあと、そのままの流れでこの衣装に袖を通したという。
 中には、シーズン前恒例の商店街巡りの前にテンションを上げるためにこの撮影をした選手もいたうえに、MF山本悠樹は「足の角度はどんな感じですか?」と何度も担当者に確認していたというから気合の入り方が違う。
 今回、メインビジュアルに起用された選手は6人だが、筆者の取材によれば、さらに3選手も撮影済み。中には、チームきっての“コワモテ”を誇るあの選手もいるということで、ポスターだけではない”今後の展開”にも注目が集まる。
 ロボコ役で声優を務める『チョコレートプラネット』松尾駿も「スタジアム、映画館にも遊びに来てね!」と呼びかけるが、この横浜F・マリノス戦のチケットの発売日は会員向け前売り発売日が3月19日、一般発売日が同26日となっている。
 原作者の宮崎氏は川崎市出身で、フロンターレアカデミースカウト担当の冨田幸嗣と幼なじみ。このイベントを成功させることが川崎市出身者を盛り上げることにつながるだけに、サポーターにとっては声を張り上げる理由がまた一つ増えた。
(取材・文/中地拓也)

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