２０２４年シーズンまでの８年間にわたって川崎フロンターレで分析コーチを務めた二階堂悠氏。国内７冠に貢献した二階堂氏が２０２５年J１リーグ第４節の浦和レッズと柏レイソルとの試合について語った。
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J１リーグ第４節で初勝利を狙う浦和レッズと、開幕から好調で首位奪取を狙う柏。対照的な立場での対戦となった。
浦和は、中盤が走らされることで前半だけでも長い走行距離を記録することに。マテウス・サヴィオを上げてチアゴ・サンタナと原口元気との３人が前にプレスをかける４－３－３のような形をとったが、うまくいかなかった。
また、中盤の松本泰志と安居海渡は走行距離で対応しようとしたものの、それが体力を徐々に奪う。一方で、「前田直輝は守備面でどのような役割があったのか、４５分間を見るだけではかなり分かりにくい部分が大きかったです」という。
柏はさらに、右ウイングバックの久保藤次郎と左ウイングバックの小屋松知哉も巧みだった。後ろでボールを回す際、「それぞれ前で張って相手を止めたり、下がってきてボランチや両脇のCBの選手と三角形をうまく作ってパスコースを作るとともに、相手選手を引っ張り出してていたんです」。
浦和の選手を引き連れたことで、柏の攻撃が発動する。
「たとえば浦和の右サイドですが、右サイドバックの関根貴大が小屋松に食いつくと、その裏には広大なスペースがある。そこに、垣田裕暉や木下康介が走り込むようになっていた。流れに応じてそれを行うのっていました」
