「この企画すごい」J1柏のスタジアム内に現れた「濡れない足湯」に称賛広がる!「斬新」「タオルも要らないの良い!」などの声の画像
柏レイソルがピッチ内外でファンをホットにしている 撮影:中地拓也

 J1の柏レイソルが先日のホームゲームで斬新な企画を行った。工夫の効いたこの時期にぴったりのイベントに、クラブの枠を越えて称賛の声が広がっている。

 今季の柏は一味違う。昨シーズンはJ1残留争いに巻き込まれたが、今年はまだ第3節までを終えただけとはいえ、2勝1分と無敗をキープして4位につけている。

 ここまでの3試合で、好調スタートを切った相手と好勝負を演じた。第2節では開幕戦で名古屋グランパスを相手に4-0と快勝した川崎フロンターレと引き分け、続く第3節では、やはり今季初戦で5得点を挙げたセレッソ大阪に2-1の逆転勝ちを収めた。

 上記2試合には、ある共通点がある。いずれもホームの三協フロンテア柏スタジアムで難敵を迎え撃ったのだ。

 サッカー専用の柏のホームは、ファンの熱い応援で知られる。しかも前節は、どうやらファンをさらにホットにする仕掛けが用意されていたようなのだ。

 心身ともにヒートアップさせるイベント。その名も「日立台の湯」だ。

 C大阪戦は平日開催のナイトゲームだった。暦の上では春だとはいえ、この時期の夜はまだ冷える。公式記録によると、この日の試合中の気温は9.1度だったという。

 だが、ファンには心強いサポートがあった。それが「濡れない足湯」である。

 試合前、会場の一角に足湯が用意された。体を温めるのにうれしい限りだが、気温が低いと、「湯冷め」をしてしまう可能性もある。しかし、そんな不安を知恵が吹き飛ばした。

 クラブは、大人が足を入れてもひざの上まで覆うようなビニール袋を用意。クラブがSNSで公開した動画を見ると、利用者は靴下を履いたままで足湯を楽しんでいる。利用後はもちろん、タオルを使って拭く必要もない。

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