
2月19日までに、ACLEリーグステージの第8節が行われた。この結果で決勝トーナメントに進出する順位表が確定する予定だったが、まさかの事態に陥って混乱が広がっている。
今回から大会フォーマットが変わり、アジア東地区から参加する12チームが8試合を戦う変則のリーグ戦を行い、その結果上位8チームがラウンド16に進出。その順位によって4試合が組まれ、それぞれの勝者がサウジアラビアで開催される西地区の勝者も併せての集中開催ラウンドに進むこととなっていた。
しかし、19日の試合開催を前に、突如、AFCは公式サイトで山東泰山(中国)の棄権を発表。蔚山(韓国)との試合が中止されるとしていたが、順位の取り決めについては何も発表されていなかった。
今大会の規約によれば、離脱したチームが発生した際、その離脱チームがかかわったすべての試合が無効となるとしていたが、その場合、クラブによって消化試合数にバラつきが出ることに。特に、同じ国のクラブ同士での対戦は回避されていたため、中国クラブだけが試合数を多く消化し、勝点を積めることになっていた。
規約に従えばあまりに影響が大きいため、蔚山と山東の試合だけが没収試合、あるいは、蔚山の不戦勝になる可能性もあった。