衝撃の大阪ダービー、「守備が強い」ガンバから5得点、セレッソ快勝の立役者は2得点の北野颯太と「元日本代表エース」、ガンバで楽しみな「高卒ルーキー」【2025Jリーグ「開幕」の激論】(4)の画像
正確なパスを左右に散らし、セレッソの攻撃をつくった元日本代表の香川真司。撮影/原壮史(Sony α‐1使用)

 2025年のJリーグが開幕した! オフの間も、新チームの姿を想像する楽しい時間ではあるが、開幕戦を戦ったことで新チームの姿も、おぼろげながら見えてきた。今年は、どんなシーズンになるのか、また、優勝や降格、サプライズを起こすクラブはどこか? ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が、新情報なども踏まえて、徹底的に語り尽くす!

■「ちゃんとしていた」セレッソの組織

――すでにいくつか挙げていただきましたが、他に気になるチームはありましたか。

後藤「それはやはり、セレッソ大阪でしょう!」

大住「後藤さんは開幕前の順位予想で、何位になると予想していたの? 僕は14位にしていた」

後藤「僕はもっとずっと下のほう、17位にしちゃったよ。申し訳ない、ごめんなさいと謝るしかないくらい、本当にすごい初戦だったよね。去年は守備の強さで評価されていたガンバ大阪から5点取っちゃったんだから」

大住「ガンバはちょっと過信があったのかな」

後藤「ガンバの守備も緩かったけど、前からどんどんプレスをかけていくセレッソの組織が、非常にちゃんとしていた」

大住「さらに思い切りの良さがあったよね」

後藤「ボールを奪ってからの攻撃も速くて、すごく良いサッカーをしていた」

大住「先制点を含めて2ゴールを決めた北野颯太も頑張っていたし」

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