
2月18日、川崎フロンターレがACLE第8節CCマリナーズ戦に挑んだ。その試合に出場したベテランGKが注目された。
川崎フロンターレにとってこの試合は過密日程3試合目。しかも、ACLEはすでに勝ち上がりを決めており、相手チームもすでに敗退が決定していた中での試合となった。
長谷部茂利監督はこの試合で直近の名古屋グランパス戦から先発メンバー10人を入れ替えた。その中で久々のピッチに立ったのが安藤駿介だった。最後に出場したのは2016年5月25日のナビスコ杯(現・ルヴァン杯)のベガルタ仙台戦でのこと。3191日ぶりに公式戦のピッチに立ったのだ。
厳しい寒さの中で行われた試合は川崎が2-0で勝利。選手が入れ替わっても戦えることを改めて証明したのだった。
その試合後のことだ。川崎は勝利、サポーターとともに「バラバラ」を歌うことが恒例になっている。この“勝利の儀式”には、“リード役”が必要で、その多くをジェジエウや山田新が務めてきた。
しかしこの日は、安藤にその重役が託される。そして、山田の“やり方”を踏襲して、トラメガの不調をわざとらしく確認しながら、地声を響かせたのだった。