
2月11日、ACLE第7節が行われ、川崎フロンターレが浦項スティーラースと対戦した。過酷な環境でのアウェイゲームに、まさかの姿もあった。
今季から形を変えて行われているアジア王者を決める「ACLE」。アジア東地区12チームで行われている1次リーグでは12チームで順位が付けられ、上位8チームがラウンド16に進出する。川崎フロンターレは、この第7節に勝てば進出を決める可能性もある中で敵地に乗り込んだ。
しかし、浦項スティーラースのスタジアムはJリーグ勢が勝利したことのない地。しかも、試合を前に連日氷点下を記録する過酷な環境だった。
だからこそそんなチームと共闘しようと400人以上のサポーターが敵地・韓国に足を運んだが、なんと、その中に川崎信用金庫の堤和也理事長の姿もあった。同信用金庫はチームのスポンサーも務めており、金銭的にチームをサポートしているが、それだけではないのは堤和也理事長である。
これまで観客席に足を運び、あるいは、壇上に上がってマイクを持つなど、さまざまな形で体を張ってきたが、この日は氷点下の観客席で声援を送ったのだ。1923年に創業し、現在では大手信用金庫の一角を占めるが、そのトップがベンチコートを着込んで共闘してみた。