【J1川崎のコーチに就任。元日本代表FW大黒将司の入閣効果とは(2)】「自分がゴールを取るよりも嬉しい」と語る指導者としてのやりがい。川崎の印象は「(パサーがいて)天国やなと(笑)」の画像
選手とコミュニケーションを取る川崎フロンターレの大黒将志コーチ 撮影:中地拓也
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「自分がゴールを取るよりも嬉しいんです」

 ひと際大きな笑顔でそう語るのは、川崎フロンターレで新たにコーチを務める大黒将志氏だ。

 フランスリーグ、セリエAでもプレーしたほか、日本代表として22試合出場5得点の結果を残した偉大なレジェンドは、2019年の出場を最後としており、現在は指導者としての道を歩んでいる。
 ガンバ大阪アカデミーのストライカーコーチ、FC TIAMO枚方のヘッドコーチとこれまで第二の人生を過ごしてきた中でのやりがいを聞いたところ、返ってきたのが冒頭の言葉だった。
「自分が教えさせてもらった選手が点を取るっていうのはすごく嬉しいです」
 そうも語る大黒氏は、実際の教え子の名前を挙げてさらに笑顔になる。そして、「いっぱいゴールを取ってもらえるように、自分のできることをしっかりやっていこうと思います」と意気込んだ。
 新たな舞台となる川崎には4人のストライカーがいる。小林悠、山田新、エリソン、神田奏真だ。それぞれの年齢も経験もばらけているが、「僕の中では若手もベテランも区別はなくて、選手はみんな同じように教えていければ。うまくなってほしいですし、みんなに点を取ってほしいです。小林悠も奏真も新もエリソンも、同じように点を取ってほしい」と目を細める。

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