【J1川崎・竹内強化本部長に聞いた長谷部フロンターレの狙いとチーム作り(2)】目指すのは「技術を元に相手陣に押し込んだサッカー」……“川崎らしさ”の言語化作業にも着手の画像
川崎フロンターレの竹内弘明強化本部長と長谷部茂利監督 撮影:中地拓也
全ての写真を見る

 1月18日、川崎フロンターレが新体制発表会を行った。新たなチームがお披露目となったこの日、竹内弘明強化本部長が取材に応じた。
※    ※

 昨季までのチームで言えば、川崎フロンターレとアビスパ福岡とではかなり違った戦い方を採っていた。今季からその福岡を指揮していた長谷部茂利監督を招聘したとはいえ、竹内弘明強化本部長は「福岡のサッカーをそのまま持ち込んで来てほしいというわけではない。そこはしっかり話をしている」と説明する。
 あくまでも川崎が目指すのは“攻撃的なサッカー”だ。「技術を元に相手陣に押し込んだサッカー。サッカーなのでどうしても“行ったり来たり”もあるかもしれないですけど、長い時間押し込みたい」と説明するもので、「押し込むけれども、やっぱり強度高く、サッカーとして攻守の切り替えがしっかりできるような守り方。その意識の問題も含めてしっかりやってくれれば、ある程度戦えるんじゃないかなと思ってます」とイメージを膨らませる。
「この戦力とスカットだったら、どういうサッカーができますかねっていうところからの始まり」だったとして、「それに対して(長谷部監督)思い描くイメージと、我々が思い描くようなイメージがそんなに違いがなかった」ことで、「長谷部さんに任せたい」と決断につながったという。
 さらには、「攻撃の構築の部分などで聞く耳も当然持ってくれてますし、そういうのが本当に融合していけばどんどんどんどんバージョンアップしていける」とも話して、攻撃的なサッカーを進化させようと見据える。

PHOTO GALLERY 全ての写真を見る
  1. 1
  2. 2
  3. 3