12月14日、中村憲剛氏の引退試合が等々力競技場で行われた。涙を誘うはずのフィナーレを爆笑に変えたサプライズが大きな話題になっている。
川崎フロンターレ一筋、チームの成長とともに歩んできた中村憲剛氏が引退したのが2020年のこと。コロナの影響で当時は制限のある中での引退となったが、この日は2万2014人もの観客が見守る中で引退試合を実施。サッカー日本代表やなでしこジャパンの元選手、タレントにミュージシャンなど、多くの人が駆け付けた。
そのフィナーレは、出場者全員がメインスタンドを前に居並ぶ中でのものだった。なんと、突如、下手から家長昭博が寿司職人の姿で、しかも、寿司桶を持って登場。中村氏に桶を渡して、一貫の寿司を食べるように促す。
中村氏は、多くの人とカメラを前にそのマグロ寿司を口に運び、「うまい」と感想を述べた瞬間、その上手から突如、現れた存在に驚き、思わず吹き出してしまう。その正体は、サッカー日本代表の谷口彰悟だ。
本来はベルギーにいるはずだが、負傷の影響で長期離脱中。それもあって帰国していたが、大先輩のためにと寿司職人の格好をして“大役”を買ったのだ。