現地12月8日、フランス1部リーグ・アン第14節が行われ、スタッド・ランスは敵地でストラスブールと対戦して0-0の引き分けに終わった。その中でサッカー日本代表の中村敬斗から伊東純也への決定機に「惜しい!」の声が集まった。
試合前の時点で9位のスタッド・ランスが4連敗中だった13位ストラスブールの一戦。日本代表の“ランス兄弟”は4-3-3の両ウイングとしてスタメン出場した。その開始10分だった。
チャンスを作り出したのは、右手甲を骨折中で包帯を巻いた状態でピッチに立った“弟分”の中村だった。開始2分に自らシュートを放った24歳は、左サイドのタッチライン際でパスを受けると、そのままドリブルでボックス内へ進入する。そこで相手DFと対峙すると、縦への仕掛けからキックフェイント。そして滑らかなボールタッチからの右足クロスを、ファーサイドへ送り込んだ。
そこに走り込んだのが、“兄貴分”の伊東だった。鋭くカーブして相手GKが飛び出せない絶妙なクロスボールに対して、手を挙げてから助走を付けて飛び込み、ジャンピングヘッドで合わせた。
完全に相手DFに競り勝っていた伊東だったが、走り込んだスピードが速すぎたこともあって、ヘディングシュートを叩き付けることが出来ず。ゴール上へと外れることになった。