12月8日、浦和レッズが最終節を迎えた。埼玉スタジアムにアルビレックス新潟を迎えたこの試合で、現役生活にピリオドを打ったのが興梠慎三だ。
1986年生まれで現在38歳の興梠慎三は、2013年に鹿島アントラーズから入団。2022年に北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍したものの、今季までを浦和レッズで過ごした。
J1リーグでの歴代通算得点ランキング2位を誇るストライカーも、今季限りでの引退を決断。この最終節がラストマッチとなっていた。
ここまでの今季は出場機会がほぼなかったものの、最終節ではスターティングメンバー入り。63分間のラストダンスをピッチで魅せた。
そんなストライカーにサポーターも応えた。試合後、興梠慎三の顔を赤、黒、白で表したビジュアルを観客席に浮かび上がらせたのだ。まるで写真をその場に置いたかのような再現性の高さで、さらに、背番号の「30」も並べる。ビジュアルでは高いレベルを持つ浦和レッズサポーターだからこそできた“業”だった。