両チームの選手がハットトリックを決めて計7得点のゴールラッシュとなった一戦の試合前、ファンの目を釘付けにした夫婦がいた。
11月30日のJ1リーグ第37節、味の素スタジアムでの東京ヴェルディ対川崎フロンターレ戦は、稀に見る点の取り合いとなった。今季ホーム最終戦に挑んだ東京Vは、谷口栄斗がセンターバックでの出場ながら3得点を決める離れ業をやってのける。しかし、アウェイの川崎がファンウェルメスケルケン際、マルシーニョに加えて、山田新が3得点を決め、5−4で勝利することになった。
その“大激戦”の試合前のことだった。11月10日のJ1リーグ第36節のヴィッセル神戸戦でJリーグ通算200試合出場を達成したMF見木友哉の記念セレモニーが行われ、そのプレゼンターとして昨年11月に結婚を発表した妻が登場した。
花束を手に東京Vの緑に背番号10のユニフォーム姿でピッチに登場した“見木の奥さん”は、多くの拍手に包まれながら夫に花束を手渡すと、夫婦ツーショットでの写真撮影のリクエストに笑顔で応える。そして「頑張って」とグータッチを交わし、可憐にピッチを後にした。