■来年は“優勝のクラップ”として

 この試合に“賭ける思い”は選手もファンも同じだった。だからこそ本拠地・大阪から大勢のサポーターが国立競技場まで駆け付けた。そしてスタジアムを埋め尽くし、美しいコレオに加えて、迫力満点の応援でチームを後押しした。

 結果的には、今季リーグ戦12得点8アシストと攻撃の仕上げの部分で“違いを見せてきた宇佐美貴史を負傷で欠いた影響が大きかったと言えるが、それでも立ち上がりからポヤトス監督のポゼッションサッカーが機能し、試合途中からウェルトンを投入したゲームプランも間違ってはいなかっただろう。

 それでも届かなかったタイトルを、来季はどのようにして掴み取りに行くのか。この大迫力の「ガンバクラップ」を、来年は“優勝のクラップ”としてスタジアムに響かせることができるだろうか。

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