J3大宮アルディージャから今夏にアメリカのマーシャル大へ進学した元U-17日本代表の19歳MF種田陽が決めた衝撃的なバイシクル弾が話題を集めた。
2005年4月28日生まれ、埼玉県出身の種田は、大宮の育成組織育ちの攻撃的MF。今季トップ昇格を果たすと、切れ味鋭いドリブルを武器にリーグ戦2試合に出場し、4月のルヴァンカップのFC岐阜戦で決勝ゴールを決めた。そして今年6月に大宮との契約を解除し、トップ昇格時から決まっていたというアメリカ行きから、将来のMLS(メジャーリーグサッカー)入りを目指して鍛錬を積んでいる。
その種田が11月24日、NCAA1部チャンピオンシップ2回戦に出場すると、1−0リードで迎えた前半終了間際だった。前線の混戦から相手がクリアしたボールを味方が弾き返したところに種田が反応。ペナルティアーク付近でジャンプしながらの胸トラップで真上にボールを浮かすと、そのままゴールに背を向けた状態からバイシクルシュート。右足で捉えたシュートをゴール左に叩き込んだ。
この種田のスーパーゴールに、現地実況は「バイシクルキック!」大絶叫で、観客からは悲鳴混じりの大歓声。相手チームの選手たちが唖然とする中、味方選手も頭を抱えて驚いた。