■キヅールは「折れない心」の持ち主
このセレモニーの様子を、岩手の公式エックス(旧ツイッター)は「大役を任されたキヅールはネクタイを締めてやる気に満ち溢れておりました」として写真付きで紹介した。そこにはネクタイ姿のキヅールの凛々しい姿、そして胸の前に特製ホルダーを着用した健気な姿が写っていた。
このセレモニーの後にキックオフされた試合では1−4で敗れ、岩手は勝点22(5勝7分け26敗)で失意のシーズンを終えた。今年8月に就任した星川敬監督は来季も続投で「不退転の覚悟」で1年でのJ3復帰を誓っている。激動の1年も、キヅールは「折れない心」の持ち主とのこと。再びJリーグの舞台で、その勇姿を披露する日を、多くのファンが期待している。