2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選が11月19日に行われ、日本代表が3-1で中国代表に勝利した。敵地の大観衆を黙らせる前半終了間際のDF板倉滉のダイビングヘッド弾に称賛の声が寄せられた。
最終予選を4勝1分けで無敗を継続していた森保ジャパン。4日前のインドネシア戦からスタメン5人を変更して臨んだが、立ち上がりから攻めあぐねる時間が続いた。ようやく前半39分にMF久保建英が蹴ったCKにFW小川航基が頭で合わせて均衡を破ると、その興奮が消えきれない間に訪れた前半アディショナルタイムだった。
先制点とは逆サイドの右コーナーをMF伊東純也が蹴る。狙ったのはニアサイド。そこに走り込んだDF町田浩樹が相手と競り合いながら頭で後方に逸らすと、ファーサイドに流れて完全にフリーとなっていたDF板倉が、難しいバウンドとなったボールに果敢なダイビングヘッドで合わせてゴールネットを揺らした。
この日が国際Aマッチ出場35試合だった板倉は、このゴールが2021年5月のカタールワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー戦以来、約3年半ぶりとなる通算2得目となった。