Jリーグへの新たな参入クラブが決まった。栃木シティのJFL優勝を決める大勝と、Jリーグ入りを決めた観客動員力に、驚きの声が広がっている。
Jリーグに、新たな仲間が加わる。今季はJFLを戦った栃木シティだ。
2017年にJFLから関東1部リーグへの降格が決まったが、プロ化を進めるなど常に上を目指し続けてきた。2023年には全国地域チャンピオンズリーグで優勝し、JFLに復帰。今シーズンはJリーグ入りを目指して、まずは入会条件である成績面を満たすため、奮闘を続けていた。
7年ぶりのJFLで第5節までに3敗を喫していたが、その後は上昇の一途をたどる。第6節以降は1敗しかせず、11月17日の第29節アトレチコ鈴鹿戦では、6-0の大勝。復帰1年目でのJFL優勝を決めた。
一方で気になっていたのが、観客数だ。目標であるJリーグ入会のためには、成績のみならず平均観客数などの条件をクリアする必要があったからだ。
観客数に関して、Jリーグが定めているのは1試合平均入場者数が2000人以上であることと、年間入場料収入が1000万円に達していること。17日に行われたホームゲームでは、成績はもちろん、観客数の目標クリアも焦点となっていた。
アトレチコ鈴鹿を迎えたホーム最終戦では、前半だけで4ゴールを記録。後半に2点を追加し、6-0と快勝した。