■日本が2点目を取った「時間帯」
後藤「守田と鎌田の関係が、このところ急速に良くなってきた気がする」
大住「そうかもしれないね。後半の途中には完全に疲れていたけど、それまでの鎌田のプレーは本当に良かった。個々の選手の質に、何というか深さのようなものが出てきていると感じる」
後藤「相手をよく見て、どういうポジションを取るかを皆が考えながらやっている」
大住「ボールを持って何をするというレベルじゃなくて、ゲーム全体の中で今、何をしなければいけないかを考えている。2点目を取った時間帯には、相手はケガで10人だったんだよね。申台龍(シン・テヨン監督)は選手交代の準備ができた選手を、気が変わって別の選手に切り替えた。その選手をゴール裏のウォームアップゾーンまで呼びにいって、結局、交代に4分間もかかった。日本の2点目は、その間の出来事だった。相手は10人なんだから、今取ればいいのにと思っていたら、本当に得点した。シンプルな形だったけど、しっかり決めた。そういう試合運びのうまさが、このチームには出てきたよね」