J1昇格の道を断たれた得点王“ヒーロー”が涙に暮れる姿に、サポーターから励ましの声が多く寄せられている。
11月10日に行われたJ2最終節、16年ぶりのJ1復帰へ向けて望みを繋げたいジェフユナイテッド千葉だったが、モンテディオ山形との直接対決に0-4で敗れると、この日勝利したベガルタ仙台に代わって7位に転落。3位から6位までが出場するJI昇格プレーオフ進出を逃す結果となった。
千葉イレブン、そして敵地まで駆け付けたサポーターにとって残酷な結末となった中、試合終了とともにピッチ上で泣き崩れたのが、背番号10を付ける24歳のエースFW小森飛絢だった。
新潟医療福祉大学在学中の2022年に特別指定選手として千葉でJ2デビューし、翌2023年に千葉と契約した小森は今季、苦しむチームの中で強さと巧さを発揮しながら奮闘を続け、8月下旬からの7試合で12得点の大暴れでチームをJ1昇格プレーオフ圏内に浮上させた。しかし、前節のV・ファーレン長崎戦でPKを失敗し、最終節はシュート2本で無得点。試合終了のホイッスルが鳴ると悔し涙が込み上げ、チームメイトから励まされる中、ユニフォームで顔を覆いながら泣きじゃくった。