清水エスパルスなどで活躍した元年代別のサッカー日本代表が、オーストラリアで強烈なFKでのゴールを披露した。その素晴らしすぎる一撃に、日本のファンも感嘆の声を上げている。
現在、多くの日本人選手が海を越えて挑戦を続けている。やはり本場のヨーロッパを目指す選手が多いが、活躍の場は他にもある。
石毛秀樹は現在、オーストラリアでプレーしている。今年9月に、ガンバ大阪からウェリントン・フェニックスへと完全移籍していた。
石毛はジュニアユースから清水エスパルスのユニフォームを身にまとい、トップチームでも活躍。U-21まで、年代別日本代表にも名を連ね続けていた。
2022年には、ガンバ大阪へと完全移籍。昨シーズンには3ゴールを決めるなど奮闘していたが、今季はベンチからも外れることが多くなり、夏にはオーストラリアへの挑戦を決めた。
石毛が加入したウェリントン・フェニックスは、まだタイトル獲得の経験はない。野心に燃えるクラブを、新天地に選んだ格好だ。
石毛は開幕戦から先発し、チームをけん引。すると現地時間11月10日に行われたセントラルコースと・マリナーズとの第4節で、「その時」は訪れた。待望のオーストラリアでの初得点を決めたのだ。
開始15分のことだった。ゴールほぼ正面ながら距離のあるFKで、石毛が右足を振るった。ゴールまで30メートルほどの距離があったが、石毛はものともしない。速く、力強い弾道がゴール右隅に吸い込まれ、待望の先制点となった。