【インドネシア戦で狙われた三笘の左サイド。中国戦でどうすべきか?(1)】三笘薫のドリブル打開力を徹底警戒されるパターンが急増。左サイドの最適解は……森保監督が探る「2つの策」の画像
インドネシア戦で徹底マークされたサッカー日本代表の三笘薫 撮影:中地拓也
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 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選前半5試合を終えて、4勝1分の勝ち点13でC組ダントツトップに立っている日本代表。勝ち点6のオーストラリア、サウジアラビア、中国の2位グループとのポイント差は7で独走態勢は加速する一方だ。

 16日のインドネシア戦(ジャカルタ)に続いて、9日の中国戦(厦門)も勝利できれば、2025年3月シリーズでの突破決定が濃厚になる。森保一監督としても、11月シリーズ連勝で2024年を締めくくりたいところだ。
 そこで1つ考えなければいけないのが、三笘薫(ブライトン)の左サイドである。3-4-2-1布陣がベースになった6月以降、彼は左ウイングバック(WB)でスタートから出るのが常となっているが、相手の徹底マークが強化され、持ち味のドリブル突破で決定機を作ったり、自分でフィニッシュまで持ち込むシーンが減っている印象が強い。
 前回の相手・インドネシアを見ても、相手右CBのリスキ・リド(5番)と右WBのケヴィン・デイビスが2枚がかりで三笘を止めに行き、ボールを奪うと、三笘の背後のスペースにロングボールを蹴り出し、そこからカウンターを仕掛ける形を意図的に繰り返してきたのだ。
 前半8分に相手1トップのラグナ―・オラットマングーンがGK鈴木彩艶と1対1になったシーンを例に取っても、日本の3バック左脇のスペースを巧みに使われた。

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