福田師王のドイツ奮闘記「Tor!ゴール」新連載(2)後半 「悔しい気持ちはあります」ボルシアMG福田師王が語る日本代表と「負けられない」ライバル、「成し遂げた」昇格よりも難しいことの画像
パリ五輪に出場した選手たちに対し、「日の丸を背負って戦っていて、カッコよかった」と話す福田師王選手。日本代表のユニフォームを着て戦う姿を早く見たい。撮影/渡辺航滋(Sony α‐1)

 高校サッカーの強豪・神村学園を卒業後、Jリーグを経ずに欧州5大リーグのドイツ・ブンデスリーガに挑戦。今年1月、トップチームへの昇格を勝ち取った、リーグ優勝5回の実績を誇る名門ボルシアメンヘングラッドバッハ(以降、ボルシアMG)の福田師王。サッカー日本代表の「ラストピース」としても期待される20歳の大型フォワードに、『サッカー批評』では連載を依頼。サッカーから日常まで、福田師王のメンヘングラッドバッハでの日々を、語ってもらった!

■コウくんは「本当の兄貴みたいな感じ」

 コウくん(ボルシアMGで同僚の板倉滉選手)と筋トレをする話をしましたけど、来た頃より体重は4キロか5キロ増えたと思います。こう見えて、ベンチプレスもけっこう挙げられるんですよ。

 でも、体重なんかは割とすぐ変わるものですし、あんまり測ったりはしていないですね。トップチームでコンスタントに試合に出るようになったら、また必要なフィジカルも変わって来たりするのかなと思っています。
 生活面でいえば、コウくんの存在は欠かせないです。年齢でいうと、7歳離れています。もしJリーグのチームに入っていたら、かなり先輩な感じなんでしょうね。
 ちなみに、ドイツ人やヨーロッパの選手たちは先輩後輩という感覚はないので、年上だからとか、年下がどうとかいうのはないです。コウくんとは、僕がトップチームのトレーニングに参加するようになってから仲良くなっていきました。
 あまり気を遣わないで済む、本当の兄貴みたいな感じなんですけど、それはドイツにいるからとかではなくて、僕がちゃんと馴染めるようにコウくんがしてくれているので、最初の頃から自分らしさが出せて、無理なく話ができたんです。あの人は本当に気遣いの人で、優しくて、いい人なんですよ。

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