現地時間10月26日に行われたフランス1部リーグ・アン第9節で、日本代表コンビの伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスはホームでスタッド・ブレストと対戦。1−2で敗れた中、伊東の絶妙タッチでの“股抜き”ドリブルが脚光を浴びた。
開幕8試合を終えて4勝2分2敗で6位という好位置につけていたスタッド・ランス。その原動力となっていたのが、5試合連続ゴール中だった中村と2得点2アシストの伊東だった。この日、中村の連続ゴール記録はストップしたが、伊東は敗れた中でも前半29分に右コーナーキックから絶妙クロスを送ってDFジョセフ・オクムのゴールをアシストした。
その伊東が、アシストシーン以外にもスタンドのファンを大いに沸かせたシーンを、リーグ・アンの英語版公式エックス(旧ツイッター)が「伊東が自身の実力を証明」との説明で公開した。
得意の右サイドでのプレーだった。味方右サイドバックのアウレリオ・ブタが、右斜め前のタッチライン際にポジショニングしていた伊東に縦パスを送る。やや下がりながらボールを受けた伊東は、素早く寄せに来た相手のマリ代表左サイドバック、マッサディオ・アイダラを視界に入れると、次の瞬間、右足アウトサイドでの絶妙なダイレクトタッチで股の間にボールを通し、鮮やかに抜き去った。