リトルなでしこのブラジル撃破の“裏街道ドリブル”からの逆転弾が脚光を浴びている。
現地時間10月20日、ドミニカ共和国で開催されているFIFAU-17女子ワールドカップのグループD第2節が行われ、U-17日本女子代表が2-1でU-17ブラジル女子代表に勝利した。
3日前の今大会初戦でU-17ポーランド女子代表を相手に0-0のドロー発進となった“リトルなでしこ”にとって、決勝トーナメント進出には負けられない一戦だった。しかし、立ち上がりから相手にボールを支配されると、前半8分に先制点を献上して早々に追いかける展開となった。
徐々にペースを掴んだ日本。前半42分のゴールはVAR判定でのオフサイドで取り消されたが、後半開始4分に佐藤ももサロワンウエキのヘッド弾で同点に追い付くと、その4分後の後半8分だった。
決めたのは、背番号10の古田麻子だ。相手陣内右サイドでボールを受けると、そのままドリブルでボックス内に侵入する。そして一度内側に切り返した後、絶妙のタイミングで縦に突破。対峙した相手DFの体の外側を通す“裏街道”ドリブルで華麗に抜き去り、思い切りのいい右足シュートでゴールネットを揺らした。