スタッド・ランスに所属するサッカー日本代表FW中村敬斗が、リーグアンで5試合連続となるゴールを決めた。伊東純也のアシストで成し遂げた偉業に、日本のファンも胸を熱くしている。
ランスが好調だ。前節を終えた時点で、4位につけていた。
その好調チームをけん引しているのが、伊東純也と中村敬斗という日本代表選手たちだ。特に中村は、前節までに4試合連続ゴールを記録。得点ランキングで4位タイにつけていた。
中村はリーグアンでの初挑戦となった昨季、4ゴールを決めていた。すでに昨季のゴール数に並んでいたが、今節のオセール戦であっさりとリーグアンでの自己最多となるゴールを決めてしまった。
中村は伊東とともに、それぞれ左右のウィングの位置に入って先発。好調ぶりを披露したいところだったが、アウェイに乗り込んだこの一戦は、後半7分までに2点をリードする苦しい展開となってしまった。
スコアは動かぬまま後半アディショナルタイムへと突入したが、2人の日本人選手は勝利をあきらめなかった。その意識が、ゴールとなって結実した。
右サイドで張り出していた伊東に、最終ラインからパスが通る。ボールを受けた伊東は、ゴール前を一瞥すると、すさかずクロス。ゴール前にはランスの選手が4人入っていたが、伊東のクロスが向かったのはファーサイドにいる中村だった。
伊東の動きを見ながらゴール前に入っていった中村は、ボールが来ると確信していたかのように冷静だった。しっかりと叩きつけたヘディングシュートは、オセールのゴールネットを揺らした。