10月シリーズは1勝1分の勝ち点4を確保した日本代表。2026年北中米W杯最終予選C組では2位グループに5ポイント差をつけてダントツトップという状況は変わらない。このリードを11月のインドネシア(ジャカルタ)・中国(厦門)2連戦でも維持し、さらに広げていくことが、早期の本大会切符獲得につながる。ここまでの積み上げをさらに成熟させていくことが肝要なのだ。
そこで、改めて考えるべきなのが、シャドウの組み合わせと効果だろう。10月の2試合を振り返ってみると、10日のサウジアラビア戦では南野拓実(モナコ)・鎌田大地(クリスタルパレス)のコンビでスタート。鎌田が値千金の先制ゴールを挙げ、鬼門突破の立役者となった。
後半頭からは南野が下がって伊東純也(スタッド・ランス)が登場。彼が右WBに入り、堂安律(フライブルク)がシャドウへ移動。鎌田と組む形を取った。そして後半17分に鎌田が前田大然(セルティック)と交代。前田が左WBに入って、三笘がシャドウへ。三笘・堂安というコンビになった。
さらに終盤には、その2人が下がって、久保建英(レアル・ソシエダ)と中村敬斗(スタッド・ランス)がダブル投入。彼らがシャドウを形成している。
続く直近のオーストラリア戦では、南野・久保コンビから始まり、途中で三笘・鎌田コンビへとスイッチ。つまり、合計で6パターンの組み合わせが見られたことになる。