サウジアラビア・ジェッダで現地時間の10月10日に行われたサッカー日本代表とサウジアラビアとのワールドカップアジア最終予選。互いにプライドを懸けた一戦を前に、ホームサポーターが驚きの光景を作り出していた。
事前に6万枚ものチケットが売れていたと報じられていたキング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムでの大一番。実際に駆け付けたのは5万6千人強だったが、もともとの暑さに加えて人の熱気でスタジアムはムンムン。そんな中で、日本代表の選手にさらに圧力をかけてきた。
それは、選手入場時のこと。バックスタンドに陣取ったサウジアラビアサポーターが一斉にコレオを作り出したのだ。実は、試合前にそれぞれの席にゴミ袋がかけられていた。緑、黒、白、黄色の4色が用意され、サポーターがそれを広げて掲げることで図柄を文字を浮かび上がらせた。
しかも、コレオは合図によって消えたり浮かび上がったりする“可変式”。ゴミ袋を用いての変幻自在ぶりで、選手とサポーターの一致団結を示した。