スペイン1部レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英の試合終了直後の“ファンサービス”が反響を呼んでいる。
現地9月28日に行われたラ・リーガ第8節で、ソシエダは本拠地レアレ・アレーナを舞台にバレンシアに3−0の快勝を収めた。この試合で久保は試合の流れを掴む先制点を奪うと、その後も相手に脅威を与え続け、リーグ戦開幕から1勝2分け4敗で4試合連続無得点と苦しんでいたチームを見事に蘇らせた。
その試合直後のインタビューで久保は、自身のマン・オブ・ザ・マッチ選出について「今日のMVPは多分、2アシストのセルヒオ(・ゴメス)が相応しいと思います。でもファンが選んでくれたのなら感謝したいです」とスペイン語で答えると、チーム状態について「明らかに良くなったと思います。苦しい時も支えてくれたファンは今日、楽しんでくれたと思います」と上機嫌に語った。
その直後、久保はスタンドへ向かった。そして「TAKE」の文字に加えて、バスク語で「ZURE KAMISETA」(あなたのシャツ)、日本語で「ありがとう」と書かれたゲーフラを掲げて応援を続けてきた現地の少年に、自らが着用していたユニフォームを手渡しでプレゼント。ハグを交わすとともに、「TAKE!TAKE!」と叫ぶ周囲にいた少年たちと握手を交わして喜ばしている。