久保建英が繰り出した“神ロングスルーパス”への反響が続いている。
現地9月21日に行われたスペイン1部ラ・リーガの第6節で、レアル・ソシエダは敵地でバリャドリードと対戦した。前節ではベンチスタートとなった久保だったが、この日は4-3-1-2のトップ下としてスタメン出場。前半10分にボックス内で2人を抜いての股抜きパスを出すなど存在感を見せた。
そして迎えた前半28分だった。相手コーナーキックを味方DFがクリアしたボールに反応した久保が、相手の激しいプレスに遭いながらもうまく体を入れながらボールをキープする。同時に首を振って周囲の状況、味方の動きを見定めると、左サイドのタッチライン際から左足でカーブをかけながら前方のスペースへ絶妙のスルーパスを供給した。
この長距離スルーパスに受けたFWシェラルド・ベッカーは、そのまま独走ドリブルでGKと1対1へ。慎重になり過ぎたために、懸命に戻った相手DFのタックルに防がれてノーゴールとなったが、たった1本のパスで局面を一変させた久保の“神スルーパス”に敵地のスタンドからもどよめきが起こった。