あわや年間ベストゴール級の超ロングシュートが脚光を浴びている。
驚きのシュートを放ったのは、今夏にドイツ1部ブンデスリーガのボーフムに加入した元日本代表MF三好康児だ。現地9月14日に行われたブンデスリーガ第3節、敵地でのフライブルク戦でスタメン出場して新天地デビューを果たすと、1-0で迎えた前半アディショナルタイムに“輝き”を見せた。
フライブルクの高い位置でのビルドアップに対してボーフムがプレッシングを仕掛けた場面で、相手のパスが乱れてセンターサークル内でのルーズボールになる。そこに三好が素早く反応すると、そのままトップスピードのまま相手GKの位置を見て、センターサークルのど真ん中の位置から右足ダイレクトでゴールを狙った。
左利きの三好。逆足で放ったグラウンダーのシュートは、ペナルティーエリア外にいたGKの右横をすり抜けると、そのままゴール右の枠外コースに飛んだ。だが、そこから芝の上を這うようにして急激にカーブしてゴール枠内へ。しかし、ゴールラインを越える寸前、22歳のドイツ人GKノア・アトゥボルが懸命に戻り、ダイビングしながら左手で何とかボールを枠外に掻き出した。